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仮想通貨ファイルコイン(FIL)とは?主な特徴について徹底解説!

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仮想通貨ファイルコイン(FIL)とは?主な特徴について徹底解説!

ファイルコインは「人々にとって一番大切な情報を保存する」という目的の下で開発された分散型のストレージシステムです。

今回は、そんなストレージ系銘柄であるFILの何がすごくて、他社とどのような関係をもっているのかを深堀りしていきます。

基本的な概要を知りたい方は、他の方の記事をオススメします。どちらかというと、世間一般には全体的に知られていないFILの良さにせまった内容となります。AIトレンドの中、目的に向かって進化をし続ける、応援したくなる銘柄だと思っています。では参ります。 

Filecoin(FIL)とは?

〇Filecoinの歴史

Filecoinは、2017年に最初の新規仮想通貨公開 (ICO) で2億5百万ドルを調達し、当初は2019年半ばのローンチを予定していました。しかし、Filecoinメインネットのローンチ日は、2020年10月中旬に予想される148,888目のブロックまで延期されました。


このプロジェクトは、2014年に、ピアツーピアストレージネットワークである惑星間ファイルシステム(IPFS)のインセンティブ層として最初に紹介されました。Filecoinはオープンプロトコルであり、ブロックチェーンのネイティブ通貨であるFILを使用して行われた取引において、ネットワークの参加者が行ったコミットメントを記録するブロックチェーンによってサポートされています。ブロックチェーンは プルーフオブレプリケーション と プルーフオブスペースタイム の両方に基づいています。


〇Filecoinの創立者

Filecoinは、惑星間ファイルシステムも作成したアメリカ人のJuan Benet氏によって設立されました。Benet氏は、スタンフォード大学で計算機科学を学んでいます。2014年5月にProtocol Labs社を設立した後、2014年夏には、IPFSとFilecoinの両方、ならびに他のプロジェクトをサポートすることを意図してY Combinatorに参加しています。


〇Filecoinの特徴

Filecoinは、分散的にデータを保管することを目指しています。中央集権化の問題を起こしやすいアマゾンウェブサービスやCloudflareのようなクラウドストレージ会社とは異なり、Filecoinは分散型の性質を活用してデータの場所の整合性を保護し、データの引き出しを簡易化しながらも、検閲を困難にしています。(セキュリティ)
Filecoinのような分散型ストレージシステムは、人々が自分のデータの管理人になるだけでなく、世界中の人々がウェブにアクセスしやすくすることを可能にします。マイニングとデータ保管によってFilecoinネットワークに参加することは、より多くのブロック報酬を獲得することになるので、Filecoin参加者はできるだけ多くのデータを保存するよう奨励されています。(グローバル普及)

FILだからこその要素とは

私が思うFILの本質的な部分は、暗号資産・通貨のメリットを追い風にして、これまでのストレージサービスをよりよいものにしようとする姿勢です。

もっと具体的には、暗号化された証拠をもとにデータを利用でき、時間の経過が影響しないことが保証されている点です。

ジャンルに分けるのであれば、それは、「セキュリティ」と「保管能力」かもしれません。

つまり、ストレージ系銘柄の筆頭であるFILが問題視している、データのセキュリティ問題とその保存期間の懸念に対するソリューションには今後も注目する価値があるということです。

HPにも記載がありますが、堅牢で信頼性があるサービスへの追求にこそ、FILであるべき価値を感じられます。

具体例を紹介します。私が好きなのは、ウイキペディアの事例です。

ストレージ系の良さは、事例のデータの規模によって、そのサービスの安全性やセキュリティ対策を推し量ることができることだと思っています。

ウイキペディアの場合は、データ量が多いこと、公開データを堅牢に確実に保管する必要がある背景から、そのようなFILの特徴を同時に読み取れるということになります。

では、次に注目したい点は、企業が価格設定を行うのではなく、需要と供給が反映されるグローバル市場である点です。また、暗号資産ならではの透明性を活かし、公平性を持たせています。

私の見解を含みますが、FILの公平性やセキュリティを維持する上で、ユーザーの増加・安定は必要になるかと思います。そこで、FILはIPFSにインセンティブ要素を追加し、ユースケースの拡張を考えています。

IPFSとは→IPFS(InterPlanetary Filesystem)はファイル共有のための分散型P2Pネットワークプロトコルです。

ユーザー間のファイル共有を可能にし、各ノード間でファイルの複製を行うことにより、ネットワークの強靭性を確保しています。

https://it.impress.co.jp/articles/-/21729 上記画像は、デジタルビジネスを加速する専門情報サイト IT Leadersさまから引用させていただきます。ありがとうございます。

ユースケースを深堀りしていきます。クラウドストレージになります。

ポイントはやはり、強力でさまざまなユースケースに対応しているという点になります。

これは各カテゴリーでけん引する企業や団体によくみられることですが、How toについての発信を大事にし、これから仮想通貨や暗号化されたサービスの特徴を知る方に向けての努力をしています。

ご興味のある方はぜひHPに足をお運びください。

RNDRにもありましたが、民主化・分散化のためにweb3や仮想通貨のメリットをどう活かせるか に向かい合っている面も見られます。

(web3の発展を考えて、アクションをし続けられるプロジェクトと個人的には思っております。)

ただ、技術的な壁にFILは取り組んでいる事実にも目を向ける必要があります。

具体的なスケジュールに本気度を感じさせられます。

判断材料になりうる参考情報

〇投資陣の規模の大きさ

世界トップクラスの規模を誇るベンチャーキャピタルである「セコイア」や無料通話とチャットサービスで有名な「スカイプ」、世界的投資家の「ウィンクルボス兄弟」が参加。また、スタンフォード大学のプロジェクト関与があります。

〇規模・参加人数

先ほども述べましたが、FILの成功には、参加メンバーの増加が必須かと存じます。本格運用が始まる時点でのマイナーは400人以上といわれています。ストレージ容量でいうと、325PB(ペタバイト)に達しています。

安定してストレージを提供できるマイナーで、映画約9000万本と同等の容量。

〇中国との関係性

FILは過去、サービスのテストネットを行っていますが、「Filecoin testnet2」では80社のマイナーのうち、75%が中国のマイナーでした。

〇ストレージの効率性

FILECOIN MINERのファームの採掘時間や採掘数が劇的に少ないのにも関わらず、他社比較で2.5~3倍の効率性

まとめ

今回はFILにせまってみました。以下に私、nomadの見解をまとめました。

〇ウィキペディア等の具体的な実績やストレージ系としてのブランド力、一般普及のしやすさ(そこに対しての努力が感じられる)などを考慮できる。

〇ストレージ系で具体的なロードマップを着実に進めている企業のひとつであること

〇市場を拡大し、国外市場>国内市場となりつつあること。

※FILがどこまで成長しつつあるのか、その真実を知りたい方は、少し前のツイートですが、視覚的に分かりやすいかと思います。

〇ある程度古い(歴史のある)企業であること

〇ストレージ系で「ファイルコイン」で多くの人に知られているブランド的な強さ

〇中国のマイナーからの人気が高く、良くも悪くもトレンドに影響しやすい

〇あまり情報は多くないが、メンバーの出身大学経歴が優秀

〇ロードマップやSNS等での発信から一定以上の信頼性を見ることができる。

以上、Filecoin/FILについてまとめていた情報をアップしてみました。

あくまでストレージ系プロジェクトの紹介として、ご参考になると幸いです。

参考文献

https://filecoin.io/

https://coinmarketcap.com/ja/currencies/filecoin/

https://filecoin.io/blog/#posts

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